この度、波止場の写真学校では11/8(土)と11/26(水)に「【神戸・会員】~RICOH RICOH GR IVを2週間貸出します~ 最強のスナップカメラで学ぶ!究極のスナップ撮影法 RICOH GRパーフェクトレクチャー」を開催することになりました。当講座は9/12に発売されたばかりのハイエンドコンパクトデジタルカメラ RICOH GR IVの2週間貸出企画となります。スナップ撮影といえばGR、当日はRICOH GR IVの概要説明からスタートし、前モデルからどんなふうに進化したのかを解説します。その後、新しく搭載されたGR IVのあらゆる機能を使い、スナップの撮影方法をレクチャーいたします。当講座は2週間貸出の企画となりますので、当日はGR IVを参加者の皆さまに貸出、お持ち帰りいただきます。2週間お手元に置いて、新しいGR IVの魅力を体感してみてください。みなさまのご参加をお待ちしております。
RICOH RICOH GR IVについてはこちら
講師よりメッセージ
皆さんは、何も考えずにシャッターを切ったことがあるだろうか。
「あっ」と思った瞬間や、「面白そうだな」と心が動いたとき、ついカメラを構えてしまう。けれど、レンズを向けた途端に頭の中でいろんなことを考えてしまうのが、人というものだ。
写真を習い始めた頃、よく「よく考えて撮りなさい」と教えられた。主題は何か、脇役は何か、構図はどうか──。確かにそれは大切な訓練だった。しかし、ある程度撮れるようになると、想定の範囲内での撮影が窮屈に感じられるようになり、写真がどこか退屈なものになっていった。考えれば考えるほど、写真はつまらなくなってしまう。
だからぼくは、頭が動き出す前にシャッターを切ることを心がけている。
GRと出会ったのはフィルム時代のことだ。RICOHがカメラを作っていることすら知らなかった頃、友人に勧められて手にしたのが、フィルムGRシリーズ最後の機種、GR1Vだった。東京のマップカメラで中古を買ったときのことを、今も鮮明に覚えている。スナップに向くカメラは数多いが、GRが「最強のスナップカメラ」と呼ばれ続けてきたのには、理由がある。その理由のひとつが28mmという画角だ。1996年の初代から、ずっと変わらずに守られてきた単焦点レンズ。ズームできない不便さを感じる人もいるだろう。だが、その「不便さ」こそがGRの魅力だ。なぜなら、ズームを考える時間を与えないからだ。被写体を見つけた瞬間、立ち止まり、考え込んでしまううちに、目の前の鮮度はどんどん失われていく。大切なのは、その一瞬の熱を逃さずに写しとめること。設定はカメラに任せればいい。
最新のGRでは、記録メディアがSDカードからmicroSDに変わり、さらに53GBもの内蔵メモリーを積んでいる。もはや追加カードは不要で、データを移す作業に煩わされることもない。街を歩きながら、そのまま思う存分シャッターを切れる。
撮影の準備といっても、難しいことは何もない。Pモード、ISOはオート。それだけで十分だ。事件が起こりそうな気配を感じたら、ポケットからGRを取り出す。電源ボタンを押せば、0.6秒後には撮影可能。軽快なテンポで、街は写し止められていく。
歩き疲れたらカフェに入り、ソファに体を預ける。注文したカフェオレが届くまでのひとときに、その日の写真を振り返る。何枚もの中から一枚を選び、カメラ内RAW現像をする。撮影時は色の設定をスタンダードにしておき、現像時にネガフィルム調を選ぶ。そうするだけで、不思議と気持ちが高揚する。
色作りを後に回すのは、撮影のリズムを壊さないためだ。せっかくのカフェタイムを、心置きなく楽しむためでもある。現像が終わったらスマホへ転送し、そのままSNSにアップする。気持ちが新しいうちにシェアするのが一番いい。ちょうどその頃、温かい飲み物がテーブルに運ばれてくるはずだ。
写真は、枚数でも集中力でもなく、日常の中で自然に撮るからこそ面白い。
一杯のコーヒーを楽しむように、写真もまた「今」という時間を味わうためにある。
木下 アツオ
学びのポイント
1、RICOH GRⅣの概要説明
2、スナップのための設定
3、スナップの方法
4、GRⅣを使いこなすための設定
5、質疑応答
対 象
波止場の写真学校会員
開催日とGR貸出期間
<A日程>
講座日:2025年11月8日(土) 10:00〜12:00(予定) ※開催決定
GR貸出期間:11月8日(土)〜11月24日(月)
※11月24日(月)17時までにカメラのカツミ堂へ返却
<B日程>
講座日:2025年11月26日(水) 14:00〜16:00(予定)
GR貸出期間:11月26日(水)〜12月10日(水)
※12月10日(水)17時までにカメラのカツミ堂へ返却
当日のスケジュール
10時〜 RICOH GR IVの概要説明、使いこなし座学
12時〜 座学終了
※機材はその日にお持ち帰りいただけます。
※当日のご返却はお受けできかねますので、あらかじめご了承ください。
RICOH GR IVの貸出と返却に関して
<貸出について>
当講座で使用するカメラはRICOH GR IVのみとなります。前モデルのGR、別のデジカメなどでは受講できませんので、ご注意ください。講座に参加される方は基本的にはRICOH GR IV貸出となりますが、ご自身でRICOH GR IVをお持ちの方は当日持ち込みが可能です。また当日やむを得ずお休みされた場合は、貸出機材を元町商店街のカメラのカツミ堂さまへご自身で取りに行っていただけますようお願いいたします。
<返却について>
各日程の貸出期間最終日の17時までにご自身で直接ご返却にお越しください。(郵送不可)
(返却先)カメラのカツミ堂 神戸市中央区元町通2丁目5-10 078-321-5161(担当者 長野さま)
※貸し出し品のチェックがあるため必ずご自身でお越しください。
※貸出したものに不足がある場合はその場で実費で購入していただきます。
※カツミ堂さんでの返却時に簡単なアンケートにご協力をお願いいたします。
貸出機材返却後のビデオ講評について
当講座では写真のご提出用にライングループを作成いたします。機材ご返却後、貸出機材で撮った写真をJPEGで10枚程度ご提出いただき、ビデオ講評いたします。後日ご参加の皆さんへYouTube配信(限定公開)にてお届けいたします。
開催決定日
講座日の2週間前
※開講決定日を1週間前に設定しておりますが、
開講決定日よりも以前に最小催行人数に達した場合、開講決定する場合がございますので、予めご了承くださいませ。
※開講決定いたしましたら、事務局より受講料のご請求メール【Square 請求書】を送信させていただきます。それ以降に受講をキャンセルされる場合は取消手数料が発生してまいりますので予めご了承くださいませ。
定 員
各日程 10名
講 師
<プロフィール>
木下アツオ/きのした あつお
(波止場の写真学校 学校長)
1971年兵庫県豊岡市生まれ。
波止場の写真学校 学校長/ クリエイティブディレクター、写真家、建築家。 クリエーターのSO-HOスペース「上屋SO-KO」をプロデュースし、同リノベーションスペースにmeriken gallery & cafeをオープン。 現在、神戸・横浜・岡山にて写真学校を運営する。
受講料
6,600円(税込み)
※後日ビデオ講評付
※開催が決定いたしましたら請求書を送付させていただきますので、1週間以内にお手続きをお願いいたします。
会員更新手続きについて
会員講座となりますので、【お申し込み時点(開講決定前にお申し込みの方は開講決定時点)〜講座を受講する日まで】会員証の有効期限があることが必要となります。期間中に有効期限が切れる方は更新し、会員証更新料2,200円(税込)をお支払いください。(申し込みフォームにチェック欄あり)講座の開催如何に関わらず、お申し込み時点で会員証の期限が切れている方は更新が必要となり、更新料がかかってまいりますので、該当の方は開催決定後にお申し込みいただくとスムーズかと思います。
当講座を受講するにあたり、会員更新が必要な方はお申し込み時点(開講決定前にお申し込みの方は開講決定時点)で会員更新料2,200円(税込)のご請求書をメールにて送信させていただきます。ご入金後、新しい会員証をご自宅へ郵送させていただきます。
当日欠席された場合
開講決定致しましたら、請求書を送信させていただきます。開講決定後はキャンセル・受講料のご返金はできません。当日は欠席扱いとなります。当日来られない場合は、必ず学校までご連絡ください。やむを得ず当日欠席された方は、後日ビデオ受講に切り替わります。開講決定後は受講料の返金はいたしませんが、当日の参加者と同様に、ライングループに入っていただき、講評動画の視聴をしたり、提出期限内に写真を提出いただいたり 、講評を受けたりすることができます。
募集終了しました
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